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塗装のこと

キャリアの8割は偶然

5月18日に足立区にある東京都立城東職業能力開発センターのU-30トータルペイント科で、塗装に関する特別講義をさせていただきました。

この講義は、私(代表小柳)にとっても大変意義深いものです。というのも、昨年の講義がご縁となって、2名が弊社に入社したからです。感謝しております。

そこで、お礼も兼ねて特別講義。
テーマは、「金属塗装に関する知識を深める」というお題を頂いておりました。しかし、正直なところ4月に入学したばかりの15歳から25歳の若者に対し、専門用語をたくさん説明しても、苦痛な時間となるだけでしょう。
少しでも、興味を持ち、心に残すにはどうしたら良いか…。
そんな課題に対し、そこで副題として、「キャリアデザインと金属塗装の話」として、3時間講義のうちの1時間は、人生の選択、仕事の選択という感じで、誰もが参加できる・生徒が自分のことを語れる対話から始めました。

「キャリアの8割は偶然性からなる」

これは、アメリカのスタンフォート大学のクランボルツ教授が確立したキャリア形成理論「ハップンスタンスセオリー」の文言の1つです。

塗装屋のオヤジが、なぜ、こんな話を持ち出すのか?
たまたま、技術士を取得した直後、ご縁あって母校で「技術者倫理」の講義をやる話を頂きました。
これ自体も、偶然と選択です。1年に1回とはいえ、10年経験を積むことができました。

その後、「技術者倫理」の講義が、令和になって「キャリアデザインと倫理」へとタイトルが変わりました。
そこでキャリアという言葉と向かい合うようになりました。これまた偶然です。
さらに昨年、ご縁のあったラジオ番組でご一緒した、立命館大学院でキャリアデザインを専門とする高橋先生から、「キャリアの話」をお聴きしました。それがこのハプンスタンスセオリーの話です。沁みました。
良かったら、お調べください。

今回、お声がけ頂いた、この特別講義も、偶然と言えば、偶然です。「若い人に展開するといい」ということで、私自身の持ち味を融合して展開してみました。

トータルペイント科に来た生徒さんに入学した理由を聞くと色々な背景がありました。
一人一人聞いてみても、やはり偶然と選択です。

今年の私の裏ミッションは、「工業塗装業界に人を呼び込む」としていましたので、塗装組合の仲間何社かに、体験実習の引き受けや・求人などの声掛けをしました。

今後、どうなりますかな?新たな展開があったら、また報告します。
塗装の話はしてませんでしたね…。笑)
でも、これも私の仕事です。

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