もらい錆びの話
前に投稿した語録から...。思い出で浮かびあがってきたので、改めてご紹介します。
昨日、同級生と飲んでいたら、ひょうんなことから「もらい錆び」の話に。そこで、早速反応。「もらい錆」ってWebで検索するとヒットして、錆びの落とし方とか研磨剤メーカーの説明とか書いてある。
消費者にとっては、違和感もなく不都合もない。「もらい錆び」で事足りる。分かり易くて、いい名前。
でもね…。
材料扱う技術屋さん目線になると、そうもいかないことが実際にあるんだなぁ。
いくつかの錆び原因・現象をひとくくりにしてるんだよね。
お医者さんに例えると、「頭痛」かな。熱なのか、二日酔いなのか、外傷なのか、原因どれにしたって「頭痛い」っていうでしょ。「もらい錆」もそれと似た感じ。
他の技術でもそういう用語って、たぶんあるよね。#たくを語録
実際のところ、もらい錆びが該当するのは、専門的には、異種金属間腐食、孔食、隙間腐食が混在してますね。