取り扱い技術
カチオン電着塗装
「電着塗装は噴霧する塗装とは全く異なる塗装方法です。
塗料の入ったプール(塗料槽)に製品を漬け、
直流電流を通じると電気泳動により被塗装物に塗膜を析出させます。
その後、乾燥硬化させて成膜となります。
複雑な形状のものでも、一回で塗ることが出来できるのが特徴です。
機械設備
前処理
前処理はオーバーヘッド式ラインを使用
処理方法は「アルカリ脱脂→燐酸鉄被膜→純水洗浄→乾燥」をコンベアーにより一括処理します。
(写真は、これから前処理ラインに入る様子)
カチオン電着塗装
製品を電着塗料槽に漬け電気を流すと、電気泳動により塗料粒子が製品に吸着します。付きまわりが良く、複雑な構造や細かな穴まで均一な塗膜が出来る事が特徴です。大型塗料槽を使用するため色は黒のみですが、使用しているエポキシ系塗料は防錆性がよく、自動化ラインを持つため、ロットのあるブラケット、ステー等に最適です。
乾燥
電着塗装が終わると、そのまま焼付工程に流れていきます。160度・30分の焼付工程を経て塗膜が乾燥・硬化します。
【無料】電着塗装の概要資料
技術士であり、大学で講師も務める小柳が、カチオン電着塗装の原理や特長、
注意点、小柳塗工所の特長をまとめたPDF資料です。
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